2014年12月18日木曜日

和寒・福原・ゆきのおとツーリング⑥

静かな教室の中で朝を迎えます。
昨日の豪雨とは打って変わって晴れてます。

「ゆきのおと」の朝食は洋食メニュー。
自家製パンはジャムを付けていただきます。


朝食の後は「ゆきのおと」を探検。
旧小学校なので体育館がありました。

体育館は猫の家になっているようです

赤い屋根が特徴の「ゆきのおと」

宿主さんと同宿の女性に別れを告げて、自宅に向けて出発です。
天気もいいしペダルを漕ぐ足も快調です。

帰り道は急ぎ足になってしまうのがいつもの癖で、
ほとんどどこにも立ち寄らずに走ってしまいました。
なので写真はほとんどカントリーサインです。



士別といえば「梨の花」さん。
地蔵サイクルで空気入れポンプを置かせてもらっています。


いつものように店主さんと色々とお話をして珈琲をいただきます。
喫茶コーナーがあるのでツーリング中の休憩にもピッタリ。

士別からは行きとは違うルートで下川を目指します。
とはいっても国道なのですが…。



和寒町福原から下川町まで順調に走り終えることができました。

下川町から和寒町まで約60km、さらに福原までは14kmくらい。
1泊2日のツーリングにはちょうど良い距離だと思います。

そして携帯電話もつながらない福原は天国のような場所です。
非日常を味わいに、来年も「ゆきのおと」に泊まりに行こうと考えています。

終わり

2014年11月17日月曜日

和寒・福原・ゆきのおとツーリング⑤

携帯電話の電波が届かない和寒町福原。
なんてすばらしい所なのでしょう。

どうせ届かないので携帯電話の電源OFF。
ということで「ゆきのおと」ワールド始まります。

午後4時頃到着予定と宿主さんに伝えていましたが、
思わぬ豪雨のため3時半過ぎに早めのチェックイン。

ドアを開けて鐘を鳴らして宿主さんをお呼びします。
玄関には昔のダイヤル式黒電話が鎮座。

携帯電話の電波はありませんが、有線で電話は掛けられます。
コイン式電話ではないので、掛ける場所と通話時間で料金を支払うシステムです。
なんともアナログな空間で嬉しくなる。

しばらくして宿主さんが登場。
宿の中を案内していただき、部屋に荷物を置いてお風呂タイムまでしばしのくつろぎです。

当たり前ですが部屋は学校の教室そのまま。
9個くらい手作りのベッドが並んでいます。
部屋の名前は確かEF63(分かる人には分かる)でした。

当日は男子部屋に私一人でしたので、ちょっと寂しかったです。
ちなみに女子部屋もお客さん一人でした。

くつろぎは談話室でサッポロクラシックを飲みながら♪
北海道情報誌や漫画を読んで過ごします。

※ここまで写真無しで申し訳ありません。居心地良すぎて撮り忘れです。

お風呂で汗を流してお楽しみの夕食タイム♪
もう一人の女性のお客さんは夕食なしとのことで宿主さんと二人で。



夕食はかなりボリュームあります!
福原豚丼がけっこううまい!

ピリ辛料理でビールが進む。
ビールはこの宿で知った「キリン・ハートランド」です。

宿主さんと和寒・福原・下川のことを話しながら夕食終了。
21時までフリータイムで、その後は星空観察ツアーです。

星空観察ツアーから女性のお客さんも参加。
初めての北海道旅で「とほ宿」に泊まるツワモノでした。

ツアーは福原地区を宿主さんの案内で1時間くらい歩きます。
民家が少ないのでかなり暗い。

おかげでたくさんの星を観ることができました。
遠くからキツネの鳴く声も聞こえて、さすが北海道だなと道民ながら感動しました。

ツアー後はみんなで小宴会。
北海道のマニアック情報で盛り上がりましたよ~(^^)。

つづく

2014年11月4日火曜日

和寒・福原・ゆきのおとツーリング④

和寒市街地から今宵の宿「ゆきのおと」がある福原までは、
距離にして20km以上あります。

自転車にしてはけっこうな距離。
東六線駅からだともっとありそう。

だんだんと山の中に入っていき、
雲行きも怪しくなってきた。

ついに降り出しました!
土砂降り…。

なんとか大きな木の下に逃げ込み、
雨合羽を装着。

木の下でも雨宿りには限界があるので、
土砂降りの中を走ってバス停を探します。

北海道のバス停は屋根付きのことが多いので、
自転車ツーリングではたまに利用させてもらっています。


和寒町営バスのバス停で小休止。
写真では分かりづらいですが、雹(ひょう)も降ってます。

近くでは道路工事が行われていましたが、
現場の作業員さんもさすがに車に避難してました。

雨が落ち着いたところで再出発。
福原まで残り15kmくらいでしょうか。


ペオッペ駅逓跡を過ぎて…


福原入口に到着。
「ゆきのおと」の看板があります。

福原は道道・雨竜~旭川線沿いにあり、
維文峠を越えて鷹栖に抜けられます。


「ゆきのおと」入口に到着…


「ゆきのおと」到着!

「ゆきのおと」は旧福原小学校を改築した宿です。
ちなみに携帯電話の電波は届きませんでした。

いよいよ「ゆきのおと」ワールドが始まります(^^)。

つづく

2014年10月30日木曜日

和寒・福原・ゆきのおとツーリング③

士別駅の駅そばで満腹にして、和寒に向かいます。
国道は走りたくないので裏道ルートを選択。

北剣淵駅から東六線駅までほぼ宗谷本線沿いを走れる道があるので、
クルマをあまり気にせずのんびりとペダルを漕ぎます。


この辺りから雲行きが怪しくなり、後ろを振り返ると雷が鳴っている。
さっき通ってきた上士別辺りは土砂降りの様子です。

剣淵を過ぎて東六線駅付近でいよいよ雨雲に捕まる。
ポツポツと雨粒も落ちてきた。

和寒市街地に寄り道して「nido」さんで休憩するつもりでしたが、
雨に濡れたくないので東六線駅に逃げ込みました。



東六線駅は結構快適で、駅ノートを読んだりしながら過ごします。
北海道の無人駅はこれだからすばらしい!

結局雨はあまり降らずに30分くらい経ったので再出発。
このまま今宵の宿がある和寒町福原に向かう事にしました。

相変わらず大気の状態は不安定なようで、
このあと結局泣きを見ることになるのです。

つづく

2014年10月8日水曜日

GreenMobility(グリーン・モビリティ)Vol.30

自転車と暮らすサスティナブルライフを提言するインターカルチャーマガジン、
「GreenMobility(グリーン・モビリティ)」のVol.30が届きました。

特集は、自転車都市を目指すスウェーデン第3の都市「マルメ」です。

近いうちにガーデニング・フォレスト・フレペに置いておきますので、
興味のある方はご自由にお持ち下さい。



2014年10月6日月曜日

和寒・福原・ゆきのおとツーリング②

糸魚トンネルを抜けて、士別市朝日町に入ると路面が濡れてきました。
ちょっと前まで雨が降っていたのでしょう。

運が良かったな~と思いながら下り坂を飛ばす!
ひんやりした空気が気持ちいい♪


道道61号(士別・滝上線)にぶつかり右折。
天塩川沿いの道を朝日町市街地に向けて走ります。


下川では見慣れない風景に感動。
隣町でも一山越えれば雰囲気が違ってくるものです。

朝日町市街地に到着し、お気に入りの建物の前で記念撮影。
古い建物が好きなのもので(^^)。

旧佐藤医院

朝日町を過ぎると上士別市街地に到着。
私的には馴染みが薄く、情報も少ないのでスルー。
次回来る時にはもう少し下調べしたいと思います。

上士別を過ぎると道路工事で通行止めの看板。
この時期は各地で工事が多くなりますね。

う回路に向かおうとしたら、なんと砂利道…。
砂利道が苦手な自転車なので仕方なく数km戻って別の道へ。
車ならいいけど自転車はキツイな~。


ブツブツ言いながら士別駅に到着。
やっぱり旅のポイント地点は駅でしょう。

ちょうどお昼なので駅そばでお腹を満たすことにします。
士別駅の駅そばと言えばおなじみ「フードサービスささき」さん。


前に「カレーもおいしいらしいよ」と士別市民から聞いたことがあるので、
カレーライス(400円)ときつねそば(350円)を注文してみました。


カレーライス、スパイシーでけっこうおいしいです!
カレー好きとしては大満足。

次回はカレーライスとカレーそばのセットに挑戦してみたいです。

つづく

2014年10月3日金曜日

和寒・福原・ゆきのおとツーリング①

9月のとある日、和寒まで1泊2日でツーリングに出かけました。
目的地は和寒町福原にある旅人宿「ゆきのおと」です。

下川町から和寒町までは約60km。
これなら自転車で行って自転車で帰って来られる。

朝から天気もいいし、時間的にも余裕なので遠回りしよう。
ということで下川から士別市朝日町経由で和寒に向かうのでした。

下川市街地から道道101号(下川~愛別線)を南下し、
まずは下川と士別市朝日町の境にある糸魚トンネルを目指します。


パンケ川沿いをずっと上流まで登っていくルートで、
自転車にはなかなかきつい!
向かい風で速度も上がりません。


景色が良いのが救いで、のんびりと走っていくことにしました。
お日様が出ているので、多少の風も我慢です。


山道に入り、さらに勾配もきつくなってきます。
道路にクルミが落ちていて、けっこう邪魔。


パンケ川の流れを見ながら休憩。


下川の森はきれいです。
青と緑がいい感じ。


士別市朝日町との境、「糸魚トンネル」に到着。
標高は450mあるらしい。

下川市街地から17kmくらいだけど、1時間くらいかかりました。
けっこう体力も消耗。

これから朝日町や上士別を抜けて士別市街地を目指します。
この辺りはまだまだ平和なツーリングでした。

つづく

2014年10月1日水曜日

プチサイクルステーション情報(和寒)

9月から空気入れポンプの設置場所が増えました。
場所は和寒町にある「オーガニック珈琲と雑貨 nido」さんです。

住所:北海道上川郡和寒町
お店:オーガニック珈琲と雑貨 nido
nidoブログ:http://blog.cafe-nido.com/



空気入れポンプは英・米・仏式バルブ対応、空気圧メーター付きです。
ママチャリからスポーツタイプまでほとんどの自転車でご利用いただけます。
ご近所の方、nidoさんご利用の方、自転車旅の方、ご自由にお使いください。

その他の空気入れポンプ設置場所は…

下川町:ガーデニング・フォレスト・フレペ
士別市:梨の花(雑貨やカフェなど)
美深町:アートヴィレッジ恩根内(カフェ・宿泊など)

よろしくお願いします。

2014年9月21日日曜日

宗谷ツーリング⑤

中頓別を過ぎて膝が痛くなる。
それでもなんとか頑張ってピンネシリの道の駅を目指します。

敏音知岳

この辺りで後ろから追いついてきたチャリダーに声をかけられた。
ロードバイクに乗った九州の大学の自転車部の学生さんです。

自転車部といえば集団で走るのかと思っていたら、
日程が合わない場合が多いので一人で走ることもあるらしい。

北海道では同じ大学の自転車部の部員に一回だけすれ違っただけとのこと。
チャリダーはやっぱり孤独だと思う。

学生チャリダーと休憩(道の駅)

一日に走る距離を聞いてみたら、目安は100kmとのこと。
北海道に上陸してすぐの時は調子に乗って200km走ったが、膝が壊れたらしい。

自分は学生さんのおよそ倍の年齢…。
100km走ったら膝が壊れた(^^;)。

ピンネシリの道の駅で学生チャリダーと分かれて音威子府を目指します。
先行して走っている学生さんの背中がアッと今に見えなくなってしまった。

小頓別(旧丹波屋前)

なんとかペダルを漕ぎ続けて小頓別に到着。
天北峠を前に登り坂も角度が付いてきました。

小頓別から天北峠の頂上まで約2km。
登れませんでした…。
どうしても膝が痛くてペダルが漕げない!

仕方なくトボトボと自転車を押して歩いて登る。
これも自転車旅なのだろう。

天北峠を歩いて越える

やっと天北峠頂上

ここまで来ればあとは下るだけ。
チャリダーにとっては下り坂は天国です。

やっとこさ音威子府駅に到着し、
ちょっと遅い昼食を(^^)。

やっぱり音威子府そば

久しぶりの常盤軒

生き返りました~♪
旅人に駅そばの存在はありがたい!

音威子府から名寄までは輪行です。
次の汽車が来るまで約2時間以上。
駅の待合室の小上がりで休ませていただきました。

音威子府駅最高!

今年の長距離ツーリングは宗谷岬にして本当に良かった。
たくさんのチャリダーに出会えたし、自分の限界を知ることもできました。

北海道を訪れる旅人は最北の宗谷岬を目指すと言うけれど、
自転車で走ってみると理由が良く分かります。

やっぱり、「達成感が違う」。
ということなのでしょう。

今回は膝が痛くなってペダルを漕げなくなってしまったということで、
自分としては失敗のツーリングでした。

もう少しペース配分や休憩回数なども検討して、
来年にでも同じルートで再チャレンジしたい!

などと音威子府駅の小上がりで考えているうちに、
特急サロベツが到着です。

痛い足を引きずりながら、自転車をサロベツのデッキに運んで、
宗谷ツーリングの報告はこれで終わりです。


ありがとうございました

2014年9月12日金曜日

宗谷ツーリング④

トシカの宿で朝を迎え、いよいよ3日目最終日です。
一晩寝たら痛かった膝もだいぶ回復してきました。

朝ごはんを食べて、出発前に恒例の記念撮影。
他のお客さんとみんなで宿の前にて。
トシカの宿HP参照)

トシカの宿

3日目は浜頓別から中頓別を通って音威子府まで、国道275号を南下します。
音威子府から名寄まではJRで輪行の予定です。

浜頓別から音威子府までは距離にして約61km。
前日よりは距離も短いので余裕だろうと考えていました…。

浜頓別バスターミナル前

順調に牧草地の風景の国道を走り、下頓別の集落に入ります。
もしかしたら廃線になった天北線の駅跡が残っているのでは、
と「鉄」の感が働き散策してみると…。

ありました!下頓別駅跡(^^)。

きれいなホーム

雰囲気あります

下頓別で鉄分を補給して国道を中頓別に向けて走ります。
頓別川を上流に向かって走っているので当たり前なのですが、
ずっと上り坂を走っている感じで結構足にきます。

中頓別に到着して町内を散策。
お気に入りの銭湯「黄金湯」の前を通りましたがまだ準備中。
中頓別のバスターミナル前でアンパンを食べて休憩しました。

中頓別駅跡に保存されているキハ22

中頓別辺りから昨日痛めた膝がまた辛くなってきました。
音威子府まで残り41km。
無事にたどり着くだろうか…。

つづく



2014年9月4日木曜日

宗谷ツーリング③

宗谷岬に到着したのは11:30過ぎ。
ちょっと早いけどお昼ごはんにします。

「ばっかす」さんで教えてもらったのが「間宮堂」。
宗谷岬の高台にある食堂です。

間宮堂

高台からの眺めも最高

間宮堂さんで食べたのはホタテラーメンの塩。
ホタテカレーもおいしいそうだが、やっぱりラーメン♪

ホタテラーメン塩(しょう油もある)

おいしいラーメンでした!
汁を飲みほしたいところですが、体のことを考えて我慢。

宗谷岬をあとにして浜頓別に向かいます。
宗谷岬を越えると国道238号はアップダウンが多くなります。
中年チャリダーにはちょっとつらい。

竜神島付近

高台から宗谷丘陵を望む

東浦

この辺りから走ることに集中し始めて写真を撮っていません。
今思えばなんでなんだろう?

猿払の道の駅に到着し、ちょっと休憩。
稚内のセイコマで買ったアンパンを頬張り、ソフトクリームを食べる。
ここで若いチャリダーと話をすることができました。

一人は九州からやってきた日本一周3ヶ月目の無職チャリダー。
北海道の気温が低くて体調を崩したとのこと。
朝から道の駅で寝ていたそうだ。

もう一人は確か神戸からやってきた北海道一周中の学生チャリダー。
新千歳空港で自転車を組み立てて、3時間走ったのちに事故ったそうだ。
フレームがダメになったが、旅を諦められず札幌で新しい自転車を買って復活!

二人とも今頃どこを走っているのだろうか?
短い交流だったけど、とても気になります。

猿払の道の駅にボトルを忘れて取りに戻るハプニングもあったけど、
順調に自転車旅は続きます。

浜猿払から国道を離れて海沿いの「エサヌカ線」に入ります。
この道はライダー達には有名で、一度走ってみたかった。

浜頓別方面

宗谷方面

20km近くこんな道が続きます。
日本じゃないみたい。

しかし、自転車で走るとだんだん飽きてきます。
バイクやクルマ向きの道かもしれませんね~。

風は比較的追い風だったのですが、
浜頓別を目前にして膝が痛くなる。

ちょっと飛ばし過ぎたのかな~。
「ばっかす」を出発してから6時間半、102km走って浜頓別に到着しました。

浜頓別では「トシカの宿」に宿泊。
夕飯のジンギスカンを食べてビールを飲んだらバタンキュー。

8時過ぎに眠りにつきました(--)zzZ。

悪夢の3日目につづく