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2024年1月24日水曜日

珊瑠森林鉄道跡

2シーズンぶりに下川町の珊瑠森林鉄道跡を散策してきました。
昨シーズンは取付道路が工事中だったので行くことができませんでした。

散策できるのは積雪時季だけなのでスノーシューを履いて。
スノーシューも2シーズンぶりかもしれません。


森の中を歩くと野生動物の足跡がたくさん。
エゾシカの通り道を使わせてもらって、快適に歩かせてもらいました。



数分歩くと森林鉄道の橋梁跡に到着です。
廃止から60年以上経っても橋台はしっかり残っています。



実は橋梁跡は2か所あります。
さらに進むと大き目の遺構が現れます。











こちらの橋梁跡は間に橋脚があるのが分かります。
雪があるので分かりづらいですが、広い沢なのかもしれません。




橋台をアップで撮影してみました。
玉砂利が確認できます。
サンル川の川砂利をコンクリート素材として使ったのかなと想像しますが、実際はどうなのか興味があるところです。

下川町は昔も今も森林の町。
森林産業に貢献した森林鉄道の歴史や遺構を紹介していきたいと思います。

2022年4月21日木曜日

鉄道廃線跡散策

4月も後半を迎えようとしています。
気温は20℃近くまで上がり、雪もだいぶ融けてきました。

自転車の点検・整備が混みあっていますが、時間を見つけて鉄道廃線跡を散策しています。
4月~5月くらいまでの草木が伸びる前、鉄道の遺構を見つけるには最適な季節です。


今まで謎だった奥名寄森林鉄道 然別線の名寄川橋梁の遺構を見つけました。
林道の途中にひっそりと佇んでいます。


森林鉄道が走っていた近辺にはこのような「境界見出標」があります。
林野庁と北海道開発局の管理地を分けるものなのでしょうが、森林鉄道が廃止になって60年以上経つのに整理されていないのは驚きです。


鉄道廃線跡散策の後は下川町一の橋にある「駅カフェ イチノハシ」へ。
JR名寄本線の駅名板がいい感じ♪


ランチはアジフライ定食をいただきました。
鳥取県境港のアジだそうです。

私はアジが大好きなのでメニューにあれば必ず頼んでしまいます。
美味しかったです!ごちそうさまでした。

2022年1月28日金曜日

森林鉄道跡(雪道自転車+スノーシューツアー)

もうすぐ2月ですね。
日も長くなり、少しずつ春が見えてきそうな気がします(まだ見えない)。

表題の通り、森林鉄道跡を雪道自転車とスノーシューで散策するツアーのお知らせです。
1月末になり、雪が締まってきて歩きやすくなってきました。
夏場は笹薮で入って行けない場所も、今なら雪の上を歩いて楽しめます。





写真は一昨日と昨日の「中名寄森林鉄道珊瑠線」の橋台と橋脚跡。
廃止後60年以上経っても健在です。

ツアーの詳細は以下のリンクをご覧ください。


よろしくお願いします。

2021年5月11日火曜日

中名寄森林鉄道 ペンケ線

昭和17年(1942年)~昭和25年(1950年)まで運行されたペンケ森林鉄道です。
正式名称は「中名寄森林鉄道 ペンケ線」ということですが、中名寄は現在の名寄市の地名ですので、どのような経緯でこのような名称になったのか興味深いところです。

ペンケ森林鉄道の跡はペンケ川沿いに数か所残り、特に下川鉱山に近い場所で見ることができます。
ほとんどが橋台や橋脚の跡で、廃止後70年以上経っているのに健在なのは感動です。

道路からの撮影なので分かりづらいかもしれませんが、いくつか写真でご紹介いたします。






しもかわポタリングガイド情報はこちら→しもかわ観光協会HP

お問い合わせはこちらです→jizoucycle@gmail.com (地蔵サイクル 田中康之)
よろしくお願いします。

2021年3月18日木曜日

ペンケ森林鉄道跡

珊瑠森林鉄道跡に続き、ペンケ森林鉄道跡も探索しています。
こちらは下川市街地から下川鉱山を結んでいた路線。
今でもペンケ川沿いに橋台や橋脚が残っています。

今回は市街地に一番近い築堤跡を歩きました。
夏場は草木が生い茂っているので、雪が残る今がチャンスです。

道道354号ペンケ下川停車場線

築堤跡

築堤跡を歩く

この先には橋台跡

ペンケ森林鉄道跡の終点である下川鉱山までは約10km。
まだまだ森林鉄道の遺構がありますので、ポタリングガイドでご案内できるよう準備しておきたいと思います。

2021年3月9日火曜日

珊瑠森林鉄道跡

下川町のサンル地区を縦横無尽に走っていた珊瑠森林鉄道。
ダムの底に沈んでしまった箇所もありますが、探せばまだまだ痕跡が残っています。

昭和33年発行の国土地理院1:25,000地図を見ると、軌道跡が克明に記されていますので、現在の地図と見比べて現地調査に行ってきました。
夏場は草木で鬱蒼としてしまいますので、積もった雪が締まり始めた3月初めがオススメなのです。


場所は下川市街地から2kmくらいで、自転車にスノーシューを積んで気軽に行けます。
サンル川沿いに何となくある道の終点に自転車を停めて、スノーシューで探索。




上の三枚の写真、軌道跡なのですが分かりますでしょうか?
線路が敷かれていた所は少し窪地になっています。

さらに軌道跡を数百メートル歩いて発見したのがこちら。
小さな沢に残る橋台です。




この橋台の発見でかなり興奮しました。
カメラを構える手が震える。

さらにさらに数百メートル進むと、小さな沢に残る橋脚と橋台。
まさか二か所で出会えるとは思いませんでした♪




こちらはそこそこ長い鉄橋だったのでしょう。

廃止になったのは昭和31年(1956年)ですが、令和の時代まで痕跡が残っているのはすごいことだと思います。
歴史はちゃんと現在でも主張し続けてくれている。


上の写真は軌道跡から見たサンル川です。
キラキラしてとてもきれい。

この先は川と崖が迫っているので今回はあきらめました。
もう少し雪が融けたら、再調査に行く予定です。

2020年11月1日日曜日

パンケ森林鉄道跡

昭和34年(1959年)まで活躍した下川町のパンケ森林鉄道。
市街地周辺では桑の沢川を渡る橋梁跡や、森林鉄道跡を活用している林道「桑園線」など調査済みです。
今日はパンケ川をさらに上流に進んだ「上パンケ」付近を調査してきましたのでご紹介します。

昭和33年発行の1:25,000の地図を見ると、現在の「上パンケ橋」上流に森林鉄道の橋梁が確認できます。
今回は行きやすい上パンケ橋から、500mほど堤防を走って向かいました。

上パンケ橋

堤防はぬかるみの部分があり、自転車を押して歩かなければならいない箇所がありますが、距離は短いので問題ありません。

パンケ森林鉄道跡(下川市街地方向)

パンケ川堤防と森林鉄道跡の合流地点から線路跡は林道になっており、パンケ橋付近の林道「桑園線」の起点まで行くことができます。
しかし、荒れた路面の上、ヒグマ出没の心配もあるので調査できていません。

逆方向がパンケ川上流の落合沢方向で、パンケ川を渡る橋梁跡があります。

パンケ森林鉄道跡(落合沢方向)

だいぶ整地されてしまっていますが、この先にあったのが橋台跡です。

手前岸の橋台跡

向こう岸の橋台跡

とても立派な橋台が残っていました。
距離が長いので、頑丈な橋梁だったのかもしれません。

向こう岸の先は畑になってしまっているので、橋台までたどり着けるか分かりませんが、機会を見つけて挑戦してみたいと思います。

楽しいポタリングガイドが出来るよう、これからも下川周辺の廃線跡の調査を続けて行きます。