2023年6月21日水曜日

滝上周辺自転車ツアーの下見・調査②

濁川市街地のポタリングを終えて、滝上市街地へ。
ランチは北見滝ノ上駅前にある「カースイ」さんでした。

「カースイ」さんは名前の通り火曜日と水曜日に営業するお店。
日替わりプレートを食べられます。

アスパラとベーコンのパスタ

写真には無いけれど、パイナップルケーキとコーヒーもいただきました。
初めてのパイナップルケーキ、コーヒーと合って美味しかったです。

渚滑川

ランチの後は滝上市街地の鉄道廃線跡を探索。
古い地図と地形を確認しながら、発掘調査の様なポタリングです。


「虹の橋」は国鉄渚滑線の橋梁跡に新しく架けられた橋です。
「旧渚滑川鉄道」と表記されているのが興味深い。


虹の橋からの眺め。
渚滑川とサクルー川の合流地点です。
5月末はギリギリ芝桜の見頃でした。

橋のたもとに居たお地蔵さん

国鉄渚滑線跡から離れ、次は濁川森林鉄道本流線跡を探索します。
こちらもなかなか難しく、全然廃線跡ではない道を走ってからようやく確認できました。

滝上市街地に残る廃線跡

廃線跡の道路を西に進むと、営林署(森林管理署)の建物がありました。
森林鉄道跡に建てられたと思われます。

さらに西に進むと、国道273号が渚滑川を渡る橋(滝上橋)の北側に橋梁跡を確認。
川の流れにも負けず、60年以上も耐えているのが素晴らしい。



再び北見滝ノ上駅跡付近に戻って、国鉄渚滑線跡を走ります。
新しく道路が整備されたので、線路跡の遺構はほとんどありません。

線路跡の道路から見える芝桜

これで第1回目の滝上周辺自転車ツアーの下見・調査が終了です。
雪が降るまでに、第2回第3回と続く予定。
まだまだ続きます。

2023年6月7日水曜日

滝上周辺自転車ツアーの調査・下見①

下川町のお隣、オホーツクの滝上町で自転車ツアーができないかと、ただいま調査・下見のポタリングを行なっています。
滝上町は芝桜で有名ですが、林業も盛んで、かつては国鉄渚滑線や森林鉄道などが走っていた町です。
車で行ったり、自転車旅で通り過ぎたりと、ちょこちょこと訪れていましたが、じっくりとポタリングをするのは初めてとなります。


スタートは渚滑線の北見滝ノ上駅跡。
駅舎が残っていて、中は鉄道資料館になっています。

ちょっと遠目から。

渚滑川

今回は滝上市街地と濁川市街地を中心に、渚滑線と森林鉄道の線路跡を散策します。
まずは渚滑線の線路跡をたどりながら濁川駅跡へ。


渚滑線の線路跡沿いで見つけた「ねこバス」。


渚滑線の濁川駅跡。
周辺はパークゴルフ場になっていますが、駅舎とホームは健在です。


その濁川駅近くを起点にして走っていたのが濁川森林鉄道です。
碑が立っていますので分かりやすい。

オシラネップ川

濁川森林鉄道は、本流線とオシラネップ線に二路線がありました。
ちなみにオシラネップ川の中流にある雄柏という集落には、滝上出身の作家「小檜山博」さんの文学碑があります。
生家だそうです。

オシラネップ線には橋梁跡や切通しなどの線路跡が多数残るのですが、ヒグマの出没地域でありますので、滝上観光協会の「滝上森林鉄道の軌跡ガイドツアー」をおすすめいたします。



上の二枚の写真は濁川市街地の本流線跡です。
道路になっていますが、カーブの感じが線路跡っぽくていいですね。
現役の木材集積場が森林の町であることを物語っています。

つづく