2014年9月21日日曜日

宗谷ツーリング⑤

中頓別を過ぎて膝が痛くなる。
それでもなんとか頑張ってピンネシリの道の駅を目指します。

敏音知岳

この辺りで後ろから追いついてきたチャリダーに声をかけられた。
ロードバイクに乗った九州の大学の自転車部の学生さんです。

自転車部といえば集団で走るのかと思っていたら、
日程が合わない場合が多いので一人で走ることもあるらしい。

北海道では同じ大学の自転車部の部員に一回だけすれ違っただけとのこと。
チャリダーはやっぱり孤独だと思う。

学生チャリダーと休憩(道の駅)

一日に走る距離を聞いてみたら、目安は100kmとのこと。
北海道に上陸してすぐの時は調子に乗って200km走ったが、膝が壊れたらしい。

自分は学生さんのおよそ倍の年齢…。
100km走ったら膝が壊れた(^^;)。

ピンネシリの道の駅で学生チャリダーと分かれて音威子府を目指します。
先行して走っている学生さんの背中がアッと今に見えなくなってしまった。

小頓別(旧丹波屋前)

なんとかペダルを漕ぎ続けて小頓別に到着。
天北峠を前に登り坂も角度が付いてきました。

小頓別から天北峠の頂上まで約2km。
登れませんでした…。
どうしても膝が痛くてペダルが漕げない!

仕方なくトボトボと自転車を押して歩いて登る。
これも自転車旅なのだろう。

天北峠を歩いて越える

やっと天北峠頂上

ここまで来ればあとは下るだけ。
チャリダーにとっては下り坂は天国です。

やっとこさ音威子府駅に到着し、
ちょっと遅い昼食を(^^)。

やっぱり音威子府そば

久しぶりの常盤軒

生き返りました~♪
旅人に駅そばの存在はありがたい!

音威子府から名寄までは輪行です。
次の汽車が来るまで約2時間以上。
駅の待合室の小上がりで休ませていただきました。

音威子府駅最高!

今年の長距離ツーリングは宗谷岬にして本当に良かった。
たくさんのチャリダーに出会えたし、自分の限界を知ることもできました。

北海道を訪れる旅人は最北の宗谷岬を目指すと言うけれど、
自転車で走ってみると理由が良く分かります。

やっぱり、「達成感が違う」。
ということなのでしょう。

今回は膝が痛くなってペダルを漕げなくなってしまったということで、
自分としては失敗のツーリングでした。

もう少しペース配分や休憩回数なども検討して、
来年にでも同じルートで再チャレンジしたい!

などと音威子府駅の小上がりで考えているうちに、
特急サロベツが到着です。

痛い足を引きずりながら、自転車をサロベツのデッキに運んで、
宗谷ツーリングの報告はこれで終わりです。


ありがとうございました

2014年9月12日金曜日

宗谷ツーリング④

トシカの宿で朝を迎え、いよいよ3日目最終日です。
一晩寝たら痛かった膝もだいぶ回復してきました。

朝ごはんを食べて、出発前に恒例の記念撮影。
他のお客さんとみんなで宿の前にて。
トシカの宿HP参照)

トシカの宿

3日目は浜頓別から中頓別を通って音威子府まで、国道275号を南下します。
音威子府から名寄まではJRで輪行の予定です。

浜頓別から音威子府までは距離にして約61km。
前日よりは距離も短いので余裕だろうと考えていました…。

浜頓別バスターミナル前

順調に牧草地の風景の国道を走り、下頓別の集落に入ります。
もしかしたら廃線になった天北線の駅跡が残っているのでは、
と「鉄」の感が働き散策してみると…。

ありました!下頓別駅跡(^^)。

きれいなホーム

雰囲気あります

下頓別で鉄分を補給して国道を中頓別に向けて走ります。
頓別川を上流に向かって走っているので当たり前なのですが、
ずっと上り坂を走っている感じで結構足にきます。

中頓別に到着して町内を散策。
お気に入りの銭湯「黄金湯」の前を通りましたがまだ準備中。
中頓別のバスターミナル前でアンパンを食べて休憩しました。

中頓別駅跡に保存されているキハ22

中頓別辺りから昨日痛めた膝がまた辛くなってきました。
音威子府まで残り41km。
無事にたどり着くだろうか…。

つづく



2014年9月4日木曜日

宗谷ツーリング③

宗谷岬に到着したのは11:30過ぎ。
ちょっと早いけどお昼ごはんにします。

「ばっかす」さんで教えてもらったのが「間宮堂」。
宗谷岬の高台にある食堂です。

間宮堂

高台からの眺めも最高

間宮堂さんで食べたのはホタテラーメンの塩。
ホタテカレーもおいしいそうだが、やっぱりラーメン♪

ホタテラーメン塩(しょう油もある)

おいしいラーメンでした!
汁を飲みほしたいところですが、体のことを考えて我慢。

宗谷岬をあとにして浜頓別に向かいます。
宗谷岬を越えると国道238号はアップダウンが多くなります。
中年チャリダーにはちょっとつらい。

竜神島付近

高台から宗谷丘陵を望む

東浦

この辺りから走ることに集中し始めて写真を撮っていません。
今思えばなんでなんだろう?

猿払の道の駅に到着し、ちょっと休憩。
稚内のセイコマで買ったアンパンを頬張り、ソフトクリームを食べる。
ここで若いチャリダーと話をすることができました。

一人は九州からやってきた日本一周3ヶ月目の無職チャリダー。
北海道の気温が低くて体調を崩したとのこと。
朝から道の駅で寝ていたそうだ。

もう一人は確か神戸からやってきた北海道一周中の学生チャリダー。
新千歳空港で自転車を組み立てて、3時間走ったのちに事故ったそうだ。
フレームがダメになったが、旅を諦められず札幌で新しい自転車を買って復活!

二人とも今頃どこを走っているのだろうか?
短い交流だったけど、とても気になります。

猿払の道の駅にボトルを忘れて取りに戻るハプニングもあったけど、
順調に自転車旅は続きます。

浜猿払から国道を離れて海沿いの「エサヌカ線」に入ります。
この道はライダー達には有名で、一度走ってみたかった。

浜頓別方面

宗谷方面

20km近くこんな道が続きます。
日本じゃないみたい。

しかし、自転車で走るとだんだん飽きてきます。
バイクやクルマ向きの道かもしれませんね~。

風は比較的追い風だったのですが、
浜頓別を目前にして膝が痛くなる。

ちょっと飛ばし過ぎたのかな~。
「ばっかす」を出発してから6時間半、102km走って浜頓別に到着しました。

浜頓別では「トシカの宿」に宿泊。
夕飯のジンギスカンを食べてビールを飲んだらバタンキュー。

8時過ぎに眠りにつきました(--)zzZ。

悪夢の3日目につづく

2014年9月2日火曜日

宗谷ツーリング②

2日目は抜海から宗谷岬を経由して浜頓別まで走ります。
事前調べで距離は約100km。
無事に走りきることができるだろうか…。

「ばっかす」さんで朝食をたらふく食べていよいよ出発。
いつものように大漁旗を振って送り出してくれました。

むっくもお見送り

宗谷地方の天気は相変わらず良くて、
最高のツーリングになる予感がしました。
風が無いのが自転車には嬉しい♪

抜海から稚内市街地方面へ

市街地を抜けて宗谷岬へ向かう国道238号に出るのですが、
その途中にある南稚内駅にちょっと立ち寄り。

最北の稚内駅より好みの駅舎です

稚内市街地を走っていると、
セイコーマートやマクドナルドなんかにチャリダーを見かけるようになります。
みんなこれからどこに向かうのだろうか。

稚内市声問を過ぎると周囲が開けてきます。
天気が良かったのですでにサハリンが見えてきました。
気分が盛り上がるな~(^^)。

宗谷岬が見えてくる

この辺りからチャリダーとすれ違うようになりました。
手を挙げてご挨拶。
みんな真っ黒に焼けてるな~。

宗谷の集落

宗谷の集落を過ぎたところで日本一周中のチャリダーに追いつきました。
ボサボサ頭で真っ黒に日焼け、どこから来たのか聞いたけど忘れてしまった。
今頃どこを走っているのだろうか。

宗谷岬到着~

抜海から40kmちょっと走って宗谷岬に到着です!
チャリダー・ライダーがいっぱい集まってる。
サハリンもすごく近くに見える。

車で来た時は「宗谷岬か~」と感動も少なかったのですが、
今回は自転車だったので達成感と最北感を肌で感じ取れました。

来て良かった宗谷岬!

つづく