2021年3月9日火曜日

珊瑠森林鉄道跡

下川町のサンル地区を縦横無尽に走っていた珊瑠森林鉄道。
ダムの底に沈んでしまった箇所もありますが、探せばまだまだ痕跡が残っています。

昭和33年発行の国土地理院1:25,000地図を見ると、軌道跡が克明に記されていますので、現在の地図と見比べて現地調査に行ってきました。
夏場は草木で鬱蒼としてしまいますので、積もった雪が締まり始めた3月初めがオススメなのです。


場所は下川市街地から2kmくらいで、自転車にスノーシューを積んで気軽に行けます。
サンル川沿いに何となくある道の終点に自転車を停めて、スノーシューで探索。




上の三枚の写真、軌道跡なのですが分かりますでしょうか?
線路が敷かれていた所は少し窪地になっています。

さらに軌道跡を数百メートル歩いて発見したのがこちら。
小さな沢に残る橋台です。




この橋台の発見でかなり興奮しました。
カメラを構える手が震える。

さらにさらに数百メートル進むと、小さな沢に残る橋脚と橋台。
まさか二か所で出会えるとは思いませんでした♪




こちらはそこそこ長い鉄橋だったのでしょう。

廃止になったのは昭和31年(1956年)ですが、令和の時代まで痕跡が残っているのはすごいことだと思います。
歴史はちゃんと現在でも主張し続けてくれている。


上の写真は軌道跡から見たサンル川です。
キラキラしてとてもきれい。

この先は川と崖が迫っているので今回はあきらめました。
もう少し雪が融けたら、再調査に行く予定です。

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